大会結果
回戦 | 日程 会場 |
試合 |
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決勝 | 8/29 明石 |
天理 4-6 中京 レポート (中京は2年連続12回目の優勝) |
準決勝 | 8/28 明石 |
天理 3-2 明治学院 レポート (延長10回TB) |
8/28 明石 |
中京 3-0 登別明日 レポート | |
2回戦 | 8/26 姫路 |
専大北上 0-1 天理 レポート (延長10回TB) |
8/26 明石 |
拓殖大紅陵 1-3明治学院 | |
8/26 姫路 |
中京 4-1 富山第一 レポート | |
8/26 明石 |
登別明日 1-0 河南 (延長10回TB) |
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1回戦 | 8/25 明石 |
富山第一 3-1 福岡大大濠 |
8/25 明石 |
中京 6-4 井原 | |
8/25 姫路 |
登別明日 4-0 崇徳 レポート | |
8/25 姫路 |
秋田 1-8 河南 レポート | |
8/24 明石 |
専大北上 5-0 報徳学園 | |
8/24 明石 |
茗溪学園 0-2 天理 | |
8/24 姫路 |
拓殖大紅陵 6-1 香川誠陵 レポート | |
8/24 姫路 |
明治学院 4-0 開新 レポート |
中京(岐阜/東海)が大会連覇を達成。自校が持つ全国最多優勝回数を12に伸ばした。
決勝戦のスタメンのうち、5人を下級生が占める若いチームだった今年の中京。
大会を通じて失点9、失策が4と、例年のような鉄壁な守備は影を潜めたが、4試合で27安打19得点という攻撃力で勝ち切った。
今年は全体を通して失策が目立つ大会だった。決勝戦で両チーム合わせて6という数字は過去に記憶がなく、全15試合中、両チーム無失策の試合はなかった。
5年ぶりに全国選手権に出場した天理(奈良/近畿)が接戦を勝ち上がり、準優勝を果たした。
2回戦の専大北上戦、準決勝の明治学院戦と2戦連続で延長タイブレークを制して決勝へ。優勝した第61回大会の1回戦から3戦連続の延長戦勝利を思い起こさせる、粘り強い戦いを見せた。
実力拮抗、得点への意識はさらに加速
4年ぶりに出場全16校が参加して開会式が開催された。
今回から入場行進の先導をマネージャーを含む各校の部員が担当するという新しい試みもあった。
今大会からベンチ入りの上限人数が従来の16から18に増員された。
出場校のうち、上限18人に満たなかったチームは、今夏をもって休部が決まっていた報徳学園(兵庫)を含めて5校あった。3年生11人がベンチ入りしていた富山第一(富山/北信越)は、新チームは4人での再始動となる。
戦前の予想が難しかったように、出場校の実力が拮抗した大会となった。
全15試合中、1点差ゲームは3で前回大会と変わらなかったが、2回戦以降はすべての試合が3点差以内に収まる接戦だった。
全国的に10回からのタイブレークが導入されて初めての全国選手権だった。15試合中、3試合がタイブレークにもつれ込んだ。うち2試合(2回戦・専大北上-天理、同・登別明日-河南)は両チームエースの投げ合いで、0-0のまま延長戦に入った。
拓殖大紅陵(千葉/南関東)と明治学院(東京)が全国選手権初勝利を果たし、明治学院は4強入りした。
「得点力があるチームが勝ち上がる」という、近年の傾向が今大会でも顕著に見られ、中京の優勝はそれを象徴するものだった。
総得点数は74で、前回大会の101を大きく下回ったものの、過去10大会で3番目に多い数字だった。