第67回全国高校軟式野球選手権大会は28日、準決勝2試合が行われる。
大会第4日(8/28)の予定
倉敷工 – あべの翔学
ともに初めての決勝戦進出を目指す。
倉敷工・中野、あべの翔学・下前、両サウスポーエースが1、2回戦を完投。両投手とも、500球制限の目安(2試合で250球)に到達しており、決勝戦を見すえた継投が考えられる。
あべの翔学は予選で好投した長谷川、桝井が控えているのが心強い。倉敷工は背番号10の小鷹、背番号8の黒明に登板経験があるが、中野の出来が勝敗を左右しそうだ。
長打力では倉敷工が上回る。2試合で18本のヒットは4強の中で最多。あべの翔学は数少ないチャンスで決めきる力がある。
準決勝ともなると、1つのミスは致命傷となる。両チームとも2回戦で記録した守備のミスは修正したいところ。
▼倉敷工の勝ち上がり
- 1回戦 4-0 早大学院
(中野 159球) - 2回戦 9-4 津久見 ※レポート
(中野 115球/計274球)
▼あべの翔学の勝ち上がり
- 1回戦 3-1 能代 ※レポート
(下前 134球) - 2回戦 1-0 作新学院
(下前 121球/計255球)
三浦学苑 – 中京
延長50回で注目を集めた第59回大会(2014)の決勝戦以来の顔合わせ。中京は5大会連続、三浦学苑は8年ぶりの決勝進出をかけて戦う。
伝統的な軟式野球の戦い方をベースにしつつ、攻撃力も備えるという点で、チームカラーは似ている。力差はほぼ感じられない。
三浦学苑は2試合をエースの佐藤と小宮の二人で継投しており、中京は1回戦はエースの谷本、2回戦は松井が完投。500球制限は考慮しなくても良い球数で、三浦学苑は安定感のある小宮の先発が予想される。中京は残り2試合をエースの谷本で押し切るか。
三浦学苑は上位から下位までシュアな打撃が持ち味で、中京には長打力がある。得点機ではどちらも叩きができる。
三浦学苑は予選を競り勝ってきた経験があり、仮に先制を許したとしても、慌てることなくじっくりと戦いたい。中京としては先制、追加点と着実に得点を積み重ねたい。
▼三浦学苑の勝ち上がり
- 1回戦 6-1 松山商
(佐藤 93球、小宮21球) - 2回戦 8-1 鹿児島実 ※レポート
(小宮 91球/計112球、佐藤 11球/計104球)
▼中京の翔学の勝ち上がり
- 1回戦 4-1 比叡山 ※レポート
(谷本 110球) - 2回戦 5-0 上田西
(松井 115球)