ウインク球場
令和7年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦
あべの翔学が天理に逆転勝ちで準決勝進出を果たした。
あべの翔学は背番号11の村田、天理はこの春エースナンバーを背負った藤本が先発。
あべの翔学は3回表、1死三塁で村田が投ゴロの叩きを決めて先制。しかしその裏、内野手の送球エラーで同点に追いつかれ、さらに天理2番金子にセンターへ適時二塁打を放たれ、逆転される(あべの翔学 1-2 天理)。
5回裏に無死満塁のピンチを迎えると、ここで大阪大会決勝でノーヒット・ノーランを達成し、この日は背番号18でライトを守っていた若林が救援。この場面をゼロで抑えると、6回裏にも1死一三塁とされるが追加点を与えない。
すると7回表、1死から右越えの三塁打で一気にチャンスをつくり、7番稲住が投ゴロを決めて、同点。さらに8回にも1死から1番増野が三塁打を放つと、一三塁として北風のバントヒットで逆転に成功する(あべの翔学 3-2 天理)。
9回にも内野ゴロでさらに1点を追加したあべの翔学が、最終回の天理の反撃を封じて、ゲームセット。2年ぶりの近畿大会初戦で、強豪相手に逆転勝利で準決勝に進んだ。
この日もあべの翔学の若林が試合の流れを変えた。5回表の無死満塁の場面で登板して無失点で切り抜けると、6回のピンチも三走をタッチアウトでピンチを凌いだ。
7回と8回、いずれも三塁打でチャンスをつくり、叩きとバントヒットで華麗に同点・逆転した攻撃は痛快だった。
天理は先発の藤本が5回1失点で先発の仕事を全うしたが、あとを受けた投手陣が相手の攻撃に耐え切れず、逆転を許した。5回、6回のチャンスで追加点を取れなかったことが悔やまれる結果に。
振り返れば、前回、このスタジアムで戦ったのは昨夏の全国1回戦の横浜商戦。あのときも終盤に相手に勝ち越しを許す、悔しい敗戦だった。
姫路の雪辱は、姫路で果たすしかない。2ヶ月後、再びこの場所に戻ってきて、歓喜の記憶で塗り替えることができるか。
あべ翔 001 000 111|4 H5 E1
天 理 002 000 000|2 H5 E0
あ)村田、若林 – 稲住
天)藤本、鈴木、吉田 – 新田
この投稿をInstagramで見る
関連記事



