河南vs天理｜令和6年度秋季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

大阪王者の河南が11回タイブレーク戦を制して準決勝に進んだ。

河南はエース右腕の田中が先発。最初の一巡は慎重に入り、四球を与えながらも危なげなく試合を進める。

河南はボールが先行する天理のエース・鈴木に対して初回から3回まで毎回走者を出すも先制ならず。5回裏には二死満塁まで攻め立てるも、あと1本が出ない。無得点のまま迎えた9回の攻撃では、先頭の多田がこの試合チーム初の長打となる二塁打で出塁。1死3塁から三ゴロで本塁を目指すも、クロスプレーでアウト。無得点のまま延長タイブレークに入る。

10回の表に2本の内野ゴロで2失点したあとの10回裏、投ゴロと内野安打で2点を返し、11回に進む。

11回表の天理の攻撃をゼロで抑え、11回裏。無死満塁として多田の打席で相手投手の初球が暴投になり、サヨナラの走者が生還。タイブレークを制した河南が2年連続で秋季近畿大会ベスト4入りを果たした。

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天理は先発の鈴木、6、7回は吉田、8回からの4イニングは藤本と、3人の投手で河南打線を3安打に封じた。

6回に吉田が継投した際にはバッテリーを変える思い切った采配で、流れが天理に傾きかけたかと思われたが9回で試合を決めきれなかった。

河南はエースの田中が11回を投げ抜いた。立ち上がりはいくつか四球を与えたものの、中盤から終盤にかけては、ほとんどピンチらしい場面はなかった。守備も最後まで無失策でエースを支え、タイブレークへと持ち込んで勝利をもぎ取った。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

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