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天理vs横浜商|第69回全国高校軟式野球選手権大会 1回戦

レポート
2024/08/26
ウインク球場
第69回全国高校軟式野球選手権大会 1回戦

横浜商が昨夏準優勝の天理に勝利。30年ぶりに全国選手権で白星を上げた。

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横浜商は初回、1死1、2塁で小林の中二塁打で幸先よく先制(横浜商 2-0 天理)。しかしその裏、2死2塁から相手4番の平井に中三塁打を放たれ、外野からの返球がそれる間に、打者走者の生還も許して、同点に追いつかれる(横浜商 2-2 天理)。

先発の2年生エース相良は3回までは、毎回四死球を与え乗り切れなかったが、試合中盤にかけてリズムを掴む。

しかし2-2のまま迎えた7回1死のタイミングでアクシデントが起こる。暑さによる疲労からか、相良が右太もも裏を押さえ、足を引きずるようにしてベンチに下がる。治療後、一旦は再びマウンドに戻ったが、続投が困難と判断され、背番号11の長澤がマウンドを引き継ぐ。

その長澤が流れをつくると、8回表、3つの四球を選び1死満塁とし、内野安打と2本の叩きで、またたく間に3点の勝ち越しに成功する(横浜商 5-2 天理)。

第69回全国高校軟式野球選手権大会 横浜商天理

9回、粘る天理に3本のヒットを許して1点を返されるが、最後の打者を遊ゴロに打ち取り、試合終了。相良、長澤の2投手で30年ぶりの歓喜の瞬間を勝ち取った。

第69回全国高校軟式野球選手権大会 横浜商天理


昨夏の全国準優勝校・天理の2024年の挑戦は1回戦で幕を下ろした。初回にいきなり2失点し、追う展開になることを覚悟したその直後に、2点を返してイーブンに戻した。

先発を任されたのはエースの藤本ではなく背番号8の橋口だった。春や夏の予選でエースが苦しいときに好投して、信頼を積み重ね、この日の先発に抜擢された。序盤は三塁まで走者を許したが、中盤から本来の投球を取り戻した。しかし8回に2つの四球を与えると、エースの藤本、そして竹下へ継投。内野ゴロ3本で一気に引き離された。あっという間の出来事だった。

横浜商は2投手がよく踏ん張った。相良は降板後もファーストに入り、最後までグラウンドで勝利の瞬間を信じ続けた。

第69回全国高校軟式野球選手権大会 横浜商天理

最初の関門を突破した横浜商。次は37年ぶりの準決勝進出をかけて、仙台商との一戦に臨む。

第69回全国高校軟式野球選手権大会 横浜商天理

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

 

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