レポート関東

横浜商vs成立学園|第70回春季関東地区高校軟式野球大会 2回戦

レポート
2022/05/30
大和スタジアム
第70回春季関東地区高校軟式野球大会 2回戦

横浜商エースの松下が10奪三振の力投で、チームをベスト4に導いた。

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横浜商は初回、一死2塁で松下自らのセンターライナーが相手のミスを誘い先制。続く大森もレフトに弾き返して、幸先よく2点を先行。

さらに2回には内田のレフトへのタイムリーツーベースで、着実に点差を広げる。

丁寧な試合の入りを見せた横浜商の松下は、無駄のない投球でアウトカウントを重ねる。

序盤は松下に完全に封じられた成立打線は5回、林空がチーム初安打を放つと、江川の内野安打と送球ミスの間に1点を返す。

ここで流れが成立学園に傾きかけたかのように思えたが、横浜商が主導権を握ったまま最終回へ。

2点を追う成立学園は一死からエラーで出塁すると、野手選択、重盗で一死2 、3塁、一打同点のチャンスとする。

1回戦の太田戦でも見せた土壇場での粘りに、敗色濃厚だった球場の雰囲気を一変させたが、3番松本、4番林空がこのチャンスをものにできずゲームセット。

横浜商が序盤の3得点を守り抜き、準決勝進出を決めた。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

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両校の背番号1による投げ合いとなったこの試合。

成立学園の北村も東京準優勝校のエースにふさわしい、力のある投球を見せた。

味方の守備を含め、序盤の浮足立った空気の中で許した先制点が最後まで尾を引く結果になったが、神奈川の王者を相手に堂々と渡り合った。

この大会で関東初勝利という学校の歴史をつくった成立ナイン。2ヶ月後の選手権大会では、昨年あと一歩のところで逃してしまった、東京代表を射止めることができるか。

 

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