2024/08/26
ウインク球場
第69回全国高校軟式野球選手権大会 1回戦
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第69回全国高校軟式野球選手権大会 1回戦
接戦を制した仙台商が7年ぶりに全国選手権の勝利を手にした。
仙台商は初回から毎回ヒットで出塁し、先制の機会を伺う。0-0で迎えた4回裏、内野安打と犠打の悪送球で無死2、3塁とし、大庭のピッチャーへの叩きで先制する(広島なぎさ 0-1 仙台商)。
先発のエース・佐々木も初回から4回まで、毎回ヒットで走者を背負うが、決定機を作らせず、アウトカウントを重ねる。
相手エース冨永の緩急をつけた投球に打ちあぐねる中盤だったが、7回裏、2死2塁で佐々木が自らライトに二塁打を放ち、貴重な追加点を上げる(広島なぎさ 0-2 仙台商)。
2点リードの9回表、粘る広島なぎさに2本のヒットを許して1点差に迫られる。さらに同点の走者を背負うも、最後まで自分のペースを崩さなかった佐々木がそのまま試合を締めて、チームに久しぶりの全国勝利をもたらした。
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仙台商の佐々木は打たせて取る投球に徹した。振り返れば、ほとんどのイニングで走者が塁上にいたが、とにかく淡々と試合を進めた印象だった。5回、7回以外、計8本のヒットを与えるも、連打は一度もなく、1死3塁を作られたのは、9回の失点時、一度だけだった。
対する広島なぎさのエース左腕・冨永も緩急をつけたボールを巧みに操った。
仙台商の佐々木と同様に、試合前半は毎回ヒットを与えるが、最後の1本を与えず、試合をつくった。
個人的には初見だった広島なぎさは、終始前向きな声が飛び交い、自分たちで雰囲気を作れるグッド・チームだった。全国出場4回目で、今回も初勝利はならなかったが、選手たちからはここまでの充実感が伺えた。全国初勝利の瞬間は、確かに近づいている。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
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