2021秋季大会レビュー

コラム

各地区秋季大会結果

地区優勝準優勝ベスト4
北海道登別明日 滝川西北海道科学大高
小樽潮陵
東北秋田専大北上仙台育英
関東作新学院東洋大牛久土浦日大
桐蔭中等
東京城西大城西駒場東邦日大三
都上野
北信越富山第一富山商岡谷工
新潟商
東海中京愛工大名電
静岡商
近畿あべの翔学天理龍谷大平安
京都翔英
中国玉島浜田柳井
米子東
四国新田香川誠陵富岡東・鳴門
九州開新鹿児島実筑陽学園
楠隼

9月に開催された北海道大会は登別明日が4年ぶり4回目の優勝を果たした。決勝戦では石川投手がノーヒットノーランを達成した。

東北大会は宮城から岩手に開催地が変更されて行われ、秋田が18年ぶり3回目の優勝。決勝では連覇を狙った専大北上を4-2で下した。

関東大会は今年の夏に日本一を果たした作新学院が、勢いそのままに3年ぶり18回目の優勝。

北信越大会は富山第一が15大会ぶり3回目の優勝。地元開催の大会で富山商との県勢対決を制した。

東海大会は夏の全国準優勝の中京が3年連続15回目の優勝。エースの谷本が県大会から1人で投げ抜いた。

近畿大会は19年の全国4強のあべの翔学が近畿大会を初制覇。決勝では強豪の天理を下した。

今回、初めて高野連主催の公式戦として開催された中国大会では、玉島が初代王者に輝いた。

四国大会は新田が9年ぶり7回目の優勝。県大会では夏の全国8強の松山商を下した。

九州大会は開新が延長の末に鹿児島実を下して、6季ぶりの優勝を決めている。

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作新、中京が秋季大会を制覇

今年の夏の全国選手権大会で6年ぶり10回目の優勝を果たし、軟式球界の王座に返り咲いた作新学院が、秋の関東大会でも頂点まで駆け上がった。

エースの福島をはじめ、日本一を経験した主力選手が多く残り、来夏の全国連覇に向けて、幸先の良いスタートを切った。

また、夏の選手権大会で、史上初の大会4連覇を狙い、惜しくも準優勝に終わった中京も、秋の東海大会を制覇した。

夏の全国でも好投したエースの谷本が、県大会から5試合を無失点で投げ抜いた。

重要なゲームでノーヒットノーランが連発

今年の秋は各地の準決勝や決勝といった重要なゲームで、ノーヒットノーランを達成する投手が続出した。

情報が入っているだけでも、5人の投手がノーヒットノーランを達成。

しかもいずれもプレッシャーのかかるゲームでの偉業である。

秋の大会では投手が優位になる傾向があるのは事実だが、それを差し引いたとしても、こんな年は記憶にない。

中国地区で初の高野連主催秋季大会が開催

中国地区はこれまで、秋の大会は「親善大会」として開催されてきたが、今年からは高野連主催大会として開催された。

これによって全国各地区で、公式戦を勝ち上がった「秋の王者」が出揃った。

泉、桐蔭中等、楠隼などが上位進出

東北大会では宮城代表の泉がベスト4に進出。

関東大会では初めて神奈川大会を制した桐蔭中等が強豪の駒場東邦を下すなどの快進撃で、こちらもベスト4に進出した。

鹿児島の楠隼は公式戦参戦6年目にして初の九州大会に出場、ベスト4に入り、準決勝でも優勝した開新を延長まで苦しめた。

来シーズンはこれらの新しい顔ぶれのチームからも目が離せない。

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