一本杉公園野球場
第67回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦
春の群馬県大会を9年ぶりに制した高崎。決勝では秋の県大会決勝で大敗した高崎商を逆転で降して優勝を果たす。対する千葉商大付は木更津総合、日出学園を降して久しぶりに関東大会に進んだ。
※この試合は選手の名前が確認できていないため、カタカナで表記します。
朝の9時に試合は始まるも、5月とは思えない真夏の日差しがグラウンドを照りつける。そんななか、高崎のエース・タカハシが躍動した。
高崎タカハシ、千葉商大付ハシモト両エース右腕が先発。1回にどちらも四球で走者を出すが無失点で切り抜ける。その後はタカハシ、ハシモトともに速球を中心にイニングを重ねる。
試合は5回表の高崎の攻撃、先頭のタナカがライト前ヒットで出塁、このヒットが高崎のチーム初安打となると、7番タムラもヒットで繋ぎ一死2、3塁。8番タカハシがピッチャー前に高く転がした打球は野選を誘って、高崎が先制。更に一死満塁で、三走が三本間に挟まれたとき、キャッチャーの送球が外野に逸れて、2点目。1番ナカノはセンターに大きな犠牲フライを放ち、この回高崎が3点を先制する。
走者を出すも安定感のあるピッチングを続けていたタカハシは、7回裏に千葉商大付につかまる。二死2、3塁で代打に送られた千葉商大付のタジマが初球をライトに放ち二人が生還し1点差に迫る。しかし8回表、高崎は好走塁ですぐさま1点を返すと、9回には前の打席で三塁打を放ったピッチャーのタカハシが、今度はレフトに大飛球。打球はそのままスタンドに吸い込まれ、2点を追加。高崎が6-2と点差を広げる。
自らのバットで余裕の展開に持ち込んだタカハシ。最終回も千葉商大付の攻撃を3人で抑えてゲームセット。高崎が県大会からの勢いをそのままに、関東大会でもまず1勝を手にした。
高崎）タカハシ – ナカノ
千葉）ハシモト – イデ