いせはらサンシャインスタジアム
第66回秋季関東地区高校軟式野球大会 1回戦
2024、2025年の北関東王者の直接対決は白鷗大足利が勝利した。
初回から3回まで得点圏に走者を進めながら先制できなかった白鷗大足利は、4回裏、2死一、三塁で藤生の左適時打で先制。
さらに二死満塁から大木がセンターに弾き返して、このイニング3点を先制する(東洋大牛久 0-3 白鷗大足利)。
白鷗大足利の先発・1年生エースの富山は立ち上がりを3人で封じると、2回表にヒットを1本許して以降、打たせて取る投球で8回までパーフェクトピッチングを見せる。
先制後も毎イニング走者を出して追加点を狙った白鷗大足利は3-0のまま迎えた最終回。東洋大牛久先頭の石渡に安打を許し、2回表以来の走者を背負うと、2死二塁で樋口に中前適時打を放たれ1点を返されるも最後の打者を二飛に封じて試合終了。
白鷗大足利が今夏の北関東大会決勝で敗れた東洋大牛久に雪辱を果たした。23年秋から5季連続の関東大会4強入りに向け、28日に栄光学園と対戦する。
白鷗大足利は新エースの1年生右腕・富山が東洋大牛久をほぼ完璧に封じた。先代は高校軟式らしからぬ破壊力が代名詞のチームだったが、新世代もそのカラーは健在で2本の適時打で試合を決めた。登録選手は11人と少ないながら、全員が力強くバットを振り抜き、上位から下位まで9安打を記録した。
夏は3年生とともに全国8強入りを果たした東洋大牛久。全国で無安打無得点試合を達成した野田からエースナンバーを引き続いだサウスポーの金子は、毎イニング走者を背負い苦しんだものの、4回以外は無失点で切り抜けた。
ただ制球の良い相手投手を前に、最終回に1点を返すのがやっとだった。
既報のとおり、東洋大牛久の軟式野球部は現在の2年生が引退を迎える2026年の夏を最後に活動を終えることが決まっている。歓喜も屈辱も味わった2025シーズンは終わり、いよいよ「その時」に向けたカウントダウンが始まろうとしている。
最後の12人で1日でも長く東洋大牛久の名前で野球をするために。有意義なオフシーズンを過ごしてほしい。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
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