くら寿司スタジアム堺
令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦
夏の前哨戦ともなった京滋対決は、互いに一歩も譲らず。5回降雨で一時中断試合となった。
京都翔英は背番号6の大橋、比叡山はエースの宮川が先発。
京都翔英が初回に内田がチーム初ヒットを放てば、比叡山も山本がバントヒットで出塁し、2死満塁まで攻め立てる。
京都翔英は2回表、2本のヒットと四球で2死満塁をつくるが、藤村が三振に倒れる。その後も3回から5回まで、すべてのイニングで走者を出すものの、最後のところで相手のエースが立ちはだかる。
一方の比叡山打線は2回以降、京都翔英の大橋に対して、球数を費やさせるものの、走者を出すことができず、5回まで初回のヒット1本に封じられる。
試合開始前からポツポツと降り出していた雨は、試合が進むにつれ強さを増し、5回終了の時点で一時中断。天候が回復する見込みがないことから、試合は一時停止試合に。
翌日10日10時に6回表から再開される。
— 高校軟式野球ブログ (@nanshiki_bb) June 9, 2024
グラウンドは悪条件にもかかわらず、前半を終えて両チームのエラーはゼロ。どちらの選手も非常に集中して戦えていた。
京都翔英の大橋は初回のピンチを凌ぐと、2回から5回まで丁寧な投球で、一人の走者も許さず。ライトゴロの刺殺など、バックも盛り立てた。
昨夏、昨秋と京都勢は連続で比叡山に涙をのんでいるだけに、この試合への思い入れが伝わってくる前半戦だった。
1年生で衝撃の全国デビューを果たした比叡山のエース・宮川もいよいよ3年生に。この試合は4番にも座り、投打でチームを牽引している。
悪天候や相手打者の粘りによって、毎回走者を許したが、さすがは近畿を代表する大エースは、簡単には失点を許さなかった。5本のヒットを許しつつ、5イニングで8奪三振を記録した。
10日の継続試合では京都翔英が9日の流れを維持できるか、比叡山にとって「恵みの雨」になるのか。
いずれにせよ、濃密な4イニングになることは、間違いないだろう。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
(2024/06/10追記)
10日の継続試合は6回裏に比叡山が押し出しで1点を先制。その1点を最後まで守り抜き、比叡山が準決勝に進出した。
京都翔英 000 000 000|0 H5 E0
比叡山 000 001 00x|1 H2 E0
関連記事