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大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦 レポート
2024/06/08
くら寿司スタジアム堺
令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

昨夏全国準Vの天理が春の大阪優勝校に勝利。準決勝に進んだ。

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天理は2回裏、四球と犠打の間の相手のエラーで1死2、3塁をつくり、大橋の内野ゴロで先制。3回裏には2死2、3塁で平井のセンターへの適時打でさらに2点を追加する(大商大高 0-3 天理)。

昨夏の全国選手権のマウンドも経験している天理先発のエース・藤本は、走者は許すが無失点で前半を抑える。しかし6回表に2死2塁から大商大高の4番・利根川に左越二塁打を放たれて、1点を返される(大商大高 1-3 天理)。

直後の6回裏、天理は1死1、3塁から勝又の叩きで再び点差を3に広げると、7回からは背番号8の橋口が継投。

130km台に乗せる直球を軸に、大商大高に反撃を許さず。残りの3イニングを6奪三振の力投で逃げ切り、天理が15日の準決勝に駒を進めた。

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

 


春の大阪を10年ぶりに制した大商大高。あべの翔学、興国、浪速と並みいる強豪を下し、自信をつけて挑んだ近畿大会は初戦敗退に終わった。

6回の4番利根川の適時二塁打など、大阪優勝校としての意地は見せる場面はあったが、経験と実績で上回る相手から流れを引き寄せることはできなかった。

4人の投手が近畿大会を経験できたことは夏への収穫と言えよう。毎年と言っていいほど「何かが起こる」大阪の夏は、1ヶ月半後に迫っている。

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

天理は秋は県大会で敗退し、このチームとして初めて臨んだ近畿大会初戦で大阪1位校に勝利。

十分、評価に値する勝利かと思われるが、選手たちに笑顔はなく、試合後はすぐに円陣を組んで、次の準決勝に向けて気を引き締めた。

試合終盤には走塁や守備のミスなど、集中を欠くプレーが見られた。昨夏、あと1つ届かなかった目標に再び挑戦する選手たちに、高い次元の精度が要求されることは避けられない。

現在地を把握し、足りない部分と向き合う大会にしてほしい。この苦しみを乗り越えたときに、夏への明るい兆しが見えてくるはずだ。

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

大商大高vs天理|令和6年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

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※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

 

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