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三浦学苑vs日大一|第71回春季関東地区高校軟式野球大会 2回戦

レポート
2023/05/28
袖ヶ浦市営野球場
第71回春季関東地区高校軟式野球大会 2回戦

送って、叩く。基本に忠実に「負けない軟式」を見せた三浦学苑の勝ちパターンで、関東大会3季連続のベスト4入りを達成した。

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この前の第1試合、横浜隼人と早大学院の12回タイブレークの余韻が残る中で始まった試合。

三浦学苑はエースの大町が登板。3回までに2本のヒットを許すものの、危なげのない立ち上がり。

0-0で迎えた4回裏、四球とバントヒットで出した走者が二、三塁に進むと、大柴が確実に叩きを決めて先制に成功(日大一 0-1 三浦学苑)。

5回にも同様に四球とバント内野安打で1死二、三塁をつくり、大柴の2打席連続の内野ゴロで1点を追加。さらに吉田の投手への強襲ヒットで得点差を広げる(日大一 0-3 三浦学苑)。

8回には先頭の浅田が二塁打で出塁。犠打できっちり送ると、4番鈴木がピッチャー前へ叩いて、ダメ押しの4点目(日大一 0-4 三浦学苑)。

得点後も淡々とアウトカウントを積み重ねる大町。最終回、2死からこの試合初めて長打を放たれるも、後続を打ち取って試合終了。

昨年秋は背番号7だった大町の、四死球ゼロ、一度も三塁への進塁を許さない見事なピッチングで、三浦学苑が22年春、22年秋に続いて、関東大会3大会連続のベスト4入りを決めた。


三浦学苑の「超正統派軟式野球」は、さらに確度が増していた。

無死、1死から出した走者は、打順にかかわらず100%犠打で送り(成功率も100%)、叩きで返す。

ディフェンスでは先頭打者9人すべてを打ち取り、四死球、エラーはゼロ。すべてのプレーが徹底されているからこその、納得の結果だった。

一方で今大会、1回戦で秋の王者・作新学院を破る波乱を起こした日大一。

この試合も4投手による継投で前日の再現を目論むも、じわじわと点差を広げられる展開。

 

制球に優れた相手エースを前に、散発4安打に終わったが、全国の高校軟式ファンに強烈な印象を残してくれた。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

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