袖ヶ浦市営野球場
第71回春季関東地区高校軟式野球大会 2回戦
延長12回、約3時間の熱闘を制した横浜隼人が、2017年の秋以来となる関東大会ベスト4入りを果たした。
横浜隼人の先発は前日の1回戦で7回コールドゲームを投げ抜いたエースの守屋。2回裏、早大学院の山岡、松本に適時二塁打を浴びて、2点の先制を許す(横浜隼人 0-2 早大学院)。
しかし3回表に2死一、二塁で小林の左適時打で1点を返すと、6回表、1死二塁で杉山が同点の二塁打を放つ(横浜隼人 2-2 早大学院)。
続く逆転のチャンスは早大学院の三番手としてマウンドに上がった小野田に後続を断たれ、その後は9回まで、毎回走者を出すものの得点できず、延長タイブレークに突入する。
先攻の横浜隼人は10回、11回と得点を奪えなかったが、10回から継投した背番号11の鈴木が見事に無失点で切り抜ける。
12回表、1死満塁で森園の遊ゴロが相手のエラーを誘い、2人が生還(横浜隼人 4-2 早大学院)。
この試合、初めてリードを奪った横浜隼人。その裏の早大学院の攻撃を内野ゴロの1失点に抑えて、ゲームセット。
実力が拮抗したハイレベルな戦いは横浜隼人に軍配が上がった。
どちらが勝ってもまったく不思議ではなかった試合。スコアだけを見れば、エラー数の差が勝敗に直結することになった。
横浜隼人は早大学院の4投手から計7本のヒットを放った。3回の小林、6回の杉山の適時打は、このチームを象徴するような得点シーンだった。
10回、タイブレークが始まったタイミングでマウンドへ上がった鈴木も見事な仕事をした。恵まれた体格から繰り出す力のある速球を武器に、3イニングを被安打ゼロ、1失点に封じて、チームに勝利を呼び込んだ。
早大学院は先発の石川がゲームをつくり、4回のピンチの場面では背番号20の椎木が好救援。6回途中から満を持してマウンドへ上がったエースの小野田は気迫で相手の好打者をねじ伏せた。
12回にマウンドへ上がった佐川を含め、各投手は選手権に向けて貴重な経験を得る試合となった。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
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