2022/10/25
高崎市城南野球場
第63回秋季関東地区高校軟式野球大会 準決勝
高崎市城南野球場
第63回秋季関東地区高校軟式野球大会 準決勝
茗溪学園が終盤の逆転劇で、2年ぶりに関東大会の決勝に進んだ。
茗溪学園は2回戦に続いて背番号8の山田、駒場東邦はエースの安岡が先発。
茗溪学園は4回、駒場東邦先頭の徳岡のセーフティバントを三塁手が暴投し、無死三塁のピンチに。
一死後、相手4番山田を三塁線ギリギリに転がる凡打に打ち取るも、捕球を見送ったボールはフェアゾーンで三塁ベースに当たり、内野安打に。駒場東邦に先制を許す(駒場東邦 1-0 茗溪学園)。
6回に1死三塁の場面を切り抜けると、7回にエースの寺尾に継投。
すると7回裏、茗溪学園は2つの四球と牽制の暴投で1死一、三塁をつくり、前の試合で4打点の6番山田に。3球目を叩き投ゴロの間に同点、さらに、一塁への送球が逸れる間に、逆転の走者が生還(駒場東邦 1-2 茗溪学園)。
1点リードのまま9回へ。7回から継投したエースの寺尾は1死後に2つの四球を出すも、後続を打ち取りゲームセット。
茗溪学園が準優勝した2020年秋の関東大会以来、2年ぶりの決勝に進んだ。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
この試合、最も躍動したのは駒場東邦のエース・安岡だったことは間違いない。
茗溪学園に与えたヒットはわずかに1本、8イニングで12奪三振の力投。外角への直球と、ブレーキのかかる変化球で、茗溪打線を完全に手玉に取った。
打席ではヒットこそなかったものの、先頭打者として粘り強く食らいつき、相手投手をジワジワと追い詰めた。
駒場東邦の2年生にとっての最後の公式戦は、堂々の関東大会3位で幕を下ろした。