「第70回全国高等学校軟式野球選手権大会」29日に決勝を行い、2025年夏の高校軟式野球の日本一が決まる。
中京 – あべの翔学
大会データ
▼勝ち上がり
| 中京 | あべの翔学 | |
|---|---|---|
| 地区予選 | 7-0 恵那農(7回C) 11-0 岐阜聖徳学園(六回C) 11-1 高田(5回C) 7-4 静岡商 8-3 大同大大同 |
7-0 阪南大高(8回C) 10-0 履正社(5回C) 3-0 八尾 1-0 河南 |
| 1回戦 | 10-0 倉敷工 レポート | 2-0 松商学園 |
| 2回戦 | 16-0 東洋大牛久 | 2-0 三浦学苑 レポート |
| 準決勝 | 1-0 専大北上 | 3-2 早大学院(10回TB) |
▼投手の成績
| チーム | 投手 | イニング | 投球数 | 打者 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 (內敬遠) |
与死球 | 失点 |
| 中京 | 内野 #1 | 22 | 322 | 84 | 11 | 21 | 10(1) | 1 | 0 |
| 奥村 #10 | 2 | 40 | 7 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | |
| 川村 #11 | 3 | 37 | 12 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | |
| あべの翔学 | 若林 #1 | 13 | 196 | 51 | 7 | 11 | 4 | 2 | 0 |
| 村田 #18 | 15 0/3 |
189 | 54 | 11 | 9 | 2 | 0 | 2 |
▼打者(野手)の成績
| 中京 | あべの翔学 | |
|---|---|---|
| 安打 | 30 | 19 |
| 安打数上位打者 | 田口#3:5 曽我#7:5 中村#2:4 酒井#9:4 稲垣#6:3 |
若林#1:5 増野#6:3 岩本#4:3 北風#16:3 |
| 得点 | 27 | 7 |
| 四死球 | 21 | 13 |
| 失策 | 0 | 4 |
展望
中京(岐阜/東海)は硬式・軟式通じて史上初の全国選手権大会4連覇・14回目の優勝がかかる。あべの翔学(大阪)は初優勝を狙う。
両者は第67回大会(2023)決勝で顔を合わせており、その時は中京が4-3でサヨナラ勝ちを収めている。

中京が全国での戦いを通して、さらに「伸びしろ」を埋めている。
戦前はやや不安視されていた投手陣が大奮闘。とりわけエースの内野が3試合全てで登板しており、322球21奪三振。無死、1死で走者を三塁に背負ってから無類の粘りを見せ、ここまで無失点。奥村、川村もイニング数は少ないものの、着実に経験値を積んでいる。野手の失策もゼロで投手を支えている。
攻撃陣は3試合で30安打27得点。田口と曽我が5安打、2年生中村、1年生の酒井がそれぞれ4安打と当たっている。
準決勝では7回の好機で併殺され先制できず、9回まで苦しんだ。できるだけ早い段階で先制して、少しでも投手陣を楽にさせたいところ。中京は全国に来てからの戦いができれば、目標の達成は限りなく近い。
「攻撃のチーム」を標榜するあべの翔学だが、今夏は予選から全国2回戦の6試合で無失点で勝ち上がった。18番の2年生村田が1回戦、準決勝で先発し、189球2失点。エースの若林は2回戦で先発、1回戦、準決勝ではリリーフで登板し、196球無失点。今大会では村田の制球が安定しているが、若林は勝負どころを切り抜ける地力がある。
その若林が攻撃でも牽引する。チーム最多の5安打を放っており、準決勝では先制の2点適時打を放った。2年生主将の増野、岩本、北風も3安打を記録している。
言うまでもなく、ここまで来ると失策が命取りとなる。準決勝の早大学院戦では6回、8回に送球ミス絡みで失点を許しており、改善は必須。
3年前、準優勝した先輩の姿を見て、自分たちこそは日本一に、と強豪の門を叩いた選手たち。中京の連覇の足がかりをつくったチームとして、目の前で偉業を達成させるわけにはいかない。準決勝後の選手たちの表情に安堵はなく、「覚悟」が見えた。
試合は29日9時30分試合開始。準決勝同様にライブ配信される。
70回目の記念すべき夏。どんなフィナーレが訪れようとも、歴史は必ず動く。そして、僕たちファンは、それを受け止める準備ができている。
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