マイネットスタジアム皇子山
第70回全国高校軟式野球選手権近畿大会 決勝
天理が3年連続19回目の優勝を果たした。
天理の2年生右腕・藤本、京都翔英の大橋の両エースが先発のマウンドへ。


天理は2回裏、先頭の勝又が内野安打で出塁すると、死球などで1死二、三塁とし、酒井がスクイズを決めて先制する(京都翔英 0-1 天理)。

さらに5回裏には2死満塁として、5番丸山が左中間を破る走者一掃の二塁打を放ち、京都翔英を突き放す(京都翔英 0-4 天理)。

しかし4点リードの6回表に藤本が二者連続で四球を与えると、前日の1回戦と同様に背番号10の鈴木へと継投する。味方のエラーで無死満塁とされ、ここで京都翔英の4番・福山を右飛に打ち取る。三走は本塁突入を諦めたが、三塁に向かった二走をランダウンプレーに持ち込み、ダブルプレーに。このピンチを無失点で切り抜ける。

鈴木は7回以降はパーフェクトピッチングを見せ、9回表、2死走者なしから最後の打者を二ゴロに打ち取り、試合終了。
天理が京都翔英の反撃を封じて、3年連続19回目の優勝。明石行きを決めた。

京都翔英は前日、夏の近畿大会4回目の出場にして初めて勝利を上げて、昨年敗れた天理との決勝に挑んだ。
2年時から背番号「1」を任され、今年は西日本選抜として甲子園のマウンドにも立ったエースの大橋は、序盤から球数が増え、試合を通して走者を背負う苦しい投球が続いた。だが、試合後半は三塁まで走者を進めさせることなく、冷静に味方の援護を待ち続けた。

振り返っても、6回表の無死満塁の攻撃で決め切れなかったのが、結果に大きく響いた。
ただ今大会で学校の歴史を塗り替えたのは事実。同校の3年生部員に引退はなく、卒業まで新チームの活動をサポートするという。着実に、一歩ずつだが、明石への距離は縮まっている。

天理は一昨年は全国準V。昨夏は期待されながら全国に進むも、1回戦で敗退。その後、この世代は秋、春ともに近畿大会は1回戦で敗退していたが、最後の夏に勝ち切るのは、さすがは伝統校。
前日の近畿大会1回戦の比叡山戦では、2点を追う8回裏に3点を挙げて逆転に成功。勢いそのままに、この試合は早めに先制点を上げ、5回には一気に点差を広げて、終始、優位な状況で戦うことができた。エースの藤本、値千金の3点タイムリーを放った丸山といった、下級生の活躍も全国に向けて頼もしい。
今年も「TEAM天理」で全国を盛り上げる。
そして、今年こそ、9年ぶりの頂きを獲る。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
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