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拓殖大紅陵vs白鷗大足利|第73回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

拓殖大紅陵vs白鷗大足利|第73回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦 レポート
2025/05/31
西毛運動公園野球場
第73回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

栃木B代表の白鷗大足利が千葉A代表の拓殖大紅陵を下して2回戦に進んだ。

予報通り、試合開始早々に雨が降り出したこの試合。白鷗大足利の左腕・秩父と、拓殖大紅陵(東日本選抜)・森川両エースが先発。

秩父は2回裏に四球とヒットで2死一、三塁と初めてのピンチを迎えるが、落ち着いて無失点で凌ぐ。

打者一巡を森川に完璧に封じられた白鷗打線は、4回表に吉永がチーム初ヒットを放つと、5回表には先頭の秩父が右安打で出塁。エラーと四球で無死満塁とし、阿部のライトへの犠牲フライで先制点をもぎ取る(白鷗大足利 1-0 拓殖大紅陵)。

7回裏、ここまで拓殖大紅陵を1安打に抑えていた秩父が先頭に四球を与えたタイミングで、背番号6の宮田へ継投。7、8回を危なげなく封じ、9回裏へ。先頭の笠原にヒットを許し、同点の走者を二塁まで進めるも、後続を打ち取って試合終了。

白鷗大足利が23年秋から4季連続となる関東大会初戦突破を果たした。

試合が進むにつれ雨脚が激しさを増す中でも、両チームの選手は最後まで集中力を切らさなかった。

昨夏、2年生ながら全国選手権でエースとして躍動した秩父と、春の東西交流戦で甲子園のマウンドに立った森川。経験豊富な両エースが全国レベルの投げ合いを演じた。

森川は強打の白鷗大足利打線を4安打に封じ、四球はわずかに1つ。5回の無死満塁の場面も、最少失点で切り抜けた。昨春の関東大会2回戦ではノーノーまであと1人に迫る好投を見せていた森川。あれから1年、今年も夏を楽しみにさせてくれる春の投球だった。

拓殖大紅陵vs白鷗大足利|第73回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

白鷗大の秩父も2回のピンチ以外は、危なげない投球。継投した宮田も昨年からさらに球威が増した速球で、1点を最後まで守り抜いた。盤石な2枚の投手に加え、県大会決勝の作新学院戦で先発し、無失点だった富山も控えている。

白鷗大足利を全国区に躍進させた黄金の世代もいよいよ3年生に。2日の2回戦で城西大附城西と対戦し、彼らが1年生秋のときから続く4季連続の4強入りを狙う。

拓殖大紅陵vs白鷗大足利|第73回春季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

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※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

 

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