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専大北上vs仙台一|第35回秋季東北地区高校軟式野球大会 準決勝

レポート
2023/10/27
ポニーリーグ NARAHA STADIUM
第35回秋季東北地区高校軟式野球大会 準決勝

専大北上がバッテリーミスで得た2点を守り抜き、2年ぶりに秋の東北大会決勝に駒を進めた。

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専大北上は背番号11の村上、仙台一は8番を付けた平田が先発。

専大北上は2回表、相手エラーと2つの四死球で無死満塁とし、村上の打席で押出四球に暴投が重なり、2点を先取する(専大北上 2-0 仙台一)。

しかしその後は尻上がりに調子を戻した相手投手・平田の90km台の変化球を打ちあぐね、凡打を積み重ねる。

6回、7回に単打で出塁するも、後が続かずにチャンスを広げられない。

自らの打席で2点を先制した村上は、その後は味方の援護に恵まれなかったものの、見事な投球を見せる。2回に内野安打で出塁を許して以降は、4回のエラー、7回の四球以外、仙台一打線を完璧に封じる。

立ち上がりはボール球が先行し、若干の緊張があったのかもしれないが、終わってみれば1安打完封。仙台一に一度も三塁ベースを踏ませなかった。


仙台一の先発・平田は立ち上がりの制球難が悔やまれる結果となった。

2回の3連続四死球で先制点を許したときには、このままズルズルといってしまうのでは……、という不安も過ぎったが、見事に立て直し、試合をつくった。

仙台一は内野を中心に守備は非常に固く、相手攻撃陣の鋭い打球を確実に捌くプレーが印象的だった。

序盤に1点でも返していれば、また違った試合展開になったかもしれない。

今年は全国、そして国体と充実した1年を過ごした専大北上。この日見た新チームは序盤の浮足立った守備など、まだまだ伸びしろを感じさせる部分も多かった。このチームが1年かけてどれほどの成長を見せてくれるのか、楽しみでならない。

29日、秋の東北王者をかけて、能代と対戦する。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

 

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