2024年の高校軟式野球の日本一を決める第69回全国高等学校軟式野球選手権大会は25日に開幕する。明石トーカロ球場での開会式の後に、同球場およびウインク球場(姫路球場)にて1回戦4試合が行われる。
井原 – 北海道科学大高
開会式後の開幕ゲームは井原(岡山/東中国)と北海道科学大高(北海道)が登場する。
1年時に全国を経験している北海道科学大高のエース右腕・大谷に対して、井原打線がどこまで対応できるか。井原の主戦・岡田も昨夏の全国のマウンドに立っており、明石を知る両エースの投げ合いが期待される。
興國 – 中京
1回戦注目の好カード。53年ぶりに全国出場を果たした秋春の近畿王者・興國(大阪)と、大会三連覇を狙う東海覇者・中京(岐阜/東海)が初戦で激突する。
エース小原を軸に投手層が厚く守備も堅い興國と、左打者がズラリと並ぶ中京の「日本一打線」がぶつかり合う。過去2年、初戦は苦戦を強いられている中京は複数得点で流れを引き寄せられるか。興國は最少失点で好機を確実に活かしたい。
津久見 – 松商学園
開会式が行われる明石から移動して行われる姫路の開幕ゲーム。
津久見(大分/北部九州)は北部九州決勝で秋春の九州王者・筑陽学園を下し、勢いに乗っている。主将でエースの荒金が全国の舞台でも試合をつくれるか。秋春の北信越覇者・松商学園はこの世代は公式戦は負け無しで勝利へのイメージは十分。2年生エースの本木が満を持して全国に挑む。
育英 – 能代
1回戦で唯一の全国制覇の経験がある実力校同士の対戦。両左腕エースの投げ合いが予想される。
育英の2年生エース・大塚は冷静な投球が持ち味で制球力がある。能代の佐藤陽は130キロを超える速球とキレのある変化球が武器の絶対的エース。2年前の全国を経験している主将の工藤は攻守でチームを牽引する。