松商学園が強かな攻撃で富山商を圧倒。29日の決勝に進んだ。
松商学園は初回、5番成澤がレフト線を破るタイムリーツーベースを放ち2点を先制。
2回には本木、吉岡、近藤の3本の適時打で3点を追加し、富山商を序盤で突き放す。
松商学園の先発は先制タイムリーを放った背番号10の成澤。
立ち上がりから落ち着いた投球で2回を被安打ゼロで抑えると、3回からは背番号11を付けた下川がマウンドに。
4回表に初めて与えたヒットで1点を返されるが6回まで自分の役目を果たす。
松商学園は5回、6回、7回と相手のミスにも付け込んで点差を7点に広げると、7回裏にはエースナンバーの堀内が継投。この回を0点で抑えてコールドゲームが成立。
松商学園が2020年秋以来、3季ぶりの北信越大会決勝に進んだ。
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
松商学園のそつのない攻撃が光った。
手元集計の5本の2塁打はいずれも単打性の当たりではあったが、相手野手の動きにすきがあると見るや、果敢に2塁ベースを陥れた。
ヒットを放ち、進塁し、ヒットで返す。効率の良い攻撃で富山商を突き放すことに成功した。
松商学園と比べ、限られた戦力での戦いを強いられた富山商。エースの山崎は松商学園を相手に奪三振5、最後まで気力のこもった投球を見せたが、味方の援護がなかった。