【法政二vs土浦第一】 法政二久米が3安打4打点 投打の活躍で2回戦へ 第59回秋季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

レポート
2018/10/28
サーティーフォー保土ヶ谷球場
第59回秋季関東地区高校軟式野球大会 1回戦

今大会出場校中、実力、実績ともに優勝候補に上がるのが法政二。春は関東大会準優勝。夏の選手権大会は県大会2回戦で全国8強入りの慶應義塾に敗れたが、エースの久米をはじめ、主力が残った新チームは安定した試合運びで2年ぶりに神奈川大会を制覇。昨日予定されていた1回戦が順延し、今日28日に関東大会初戦を迎えた。茨城2位で関東大会に出場した土浦一は経験で勝る相手にどこまで力を発揮できるか。

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土浦一の先発上野の立ち上がりを法政二が攻める。先頭の菊本がレフト前ヒットで出塁。ボーク、パスボールで三進すると宇多のショート後方へのフライがヒットとなりあっという間に法政二が先制のホームイン。更にその宇多が二盗すると捕手の送球が逸れ、中堅手の三塁への送球も悪送球となり宇多がそのまま生還。法政二が相手のミスで2点を先行。

法政二の先発は背番号10の1年生右腕佐藤。初回に四球で走者を出すも後続を断ち切ると、土浦一の打者一巡を無安打に抑える。

3回表には4番久米のタイムリーで追加点をもらった法政二佐藤は4回裏、土浦一の加藤、大久保に連打を浴びて一死2、3塁のピンチを迎えると、6番五島の内野ゴロが野選となり土浦一に1点を許す。

5回裏にも死球、安打と走者を背負うもここは無失点で切り抜けると6回裏にも2安打を許すが無失点で踏ん張る。結局佐藤は6回を投げて5安打3四死球1失点。苦しみながらも関東大会初戦の重要な舞台の先発としての役目を果たし、エースの久米へバトンを渡す。

走者を許しながらも要所を締め続けた土浦一の上野は7回表に味方のエラーで4点目を献上。9 回表には二死から3つの四死球を与え、二死満塁から4番久米に走者一掃の中越タイムリースリーベースを浴びて7-1と更に点差を広げられる。

7回からマウンドに上った法政二久米は余裕の投球。土浦一打線は必死に食らいつくも、じわじわと広げられた点差を縮めることはできず。7-1で地元神奈川1位の法政二が勝利。関東大会初戦を危なげなく突破し作新学院が待つ2回戦に駒を進めた。

法政二
201 000 103│7
000 100 000│1
土浦一

法)佐藤、久米 – 菊本
土)上田、山口 – 加藤

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法政二久米が投打に活躍。7回に3点差で1年生の佐藤からマウンドを受けると3イニングを危なげなく凌いだ。4回にはライトへのタイムリー、9回には走者一掃のタイムリースリーベースとこの日3安打4打点。4番に座りながら器用なバットコントロールも持ち合わせる久米が、この日は打でも存在感を見せつけた。この試合は先発を佐藤に譲るも、レフトから後輩の背中に声をかけ続けた。先の春季大会ではその溢れ出る余裕から2年生だと聞かされたときは驚いた。新チームとなりますますチームの支柱としてのはたらきに期待がかかるが、現時点でその役目を十分過ぎるほどに果たしているように見えた。あすの作新学院戦は先発のマウンドに上がることが予想される。

土浦一打線も法政二の2投手から6安打を放ったが走塁などミスが目立った。失策も4と守備の乱れが失点に直接繋がってしまった。久しぶりに上位大会出場を果たした土浦一にとってはほろ苦い関東大会での戦いとなった。この経験は一冬を超えた次の戦いで生かされなければいけない。

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