レポート

【観戦レポ】PL学園ー大商学園/阪南大高ー河南 第61回全国高校軟式野球選手権大阪府大会4回戦(準々決勝)

_MG_8090.jpg

【観戦レポート】
第61回全国高校軟式野球選手権 大阪府大会 4回戦(準々決勝)
2016/07/28 久宝寺球場(大阪)

第61回全国高校軟式野球選手権 地区予選日程・結果一覧

4回戦(準々決勝)PL学園 – 大商学園

_MG_8106.jpg

 前日の3回戦、大阪と対戦したPL学園は、4点を追う延長14回裏に逆転サヨナラで勝利を収め4回戦に進出、その勢いをこの試合でも見せることができるか。

 この試合、先制したのは大商学園だった。3回裏、二死一、三塁で一走がスチールを仕掛け、捕手が二塁に送球した間に三走が生還する。

_MG_8195.jpg

 1点を追うPL学園は5回表、先頭の7番早坂がセンター前ヒットで出塁、その後二死一、二塁から2番宮本がレフトへ弾き返し同点とする。

_MG_8233.jpg

 PL学園の先発はこの夏の大会初登板となる背番号9を付けたサウスポー岩下。3回裏に先制を許すものの以後は大商学園に得点の機会を与えない。

_MG_8320.jpg

 PL学園打線は大商学園先発の木元に序盤は抑えられるが、徐々にその繋がりが見え始めると、8回表に一気に仕掛ける。四球とヒットで一死一、三塁とし、岩下に代わり打席に入った石原がショートへ叩きつける内野安打を放ち勝ち越しに成功すると、更に二死二、三塁から8番森藤がセンターに運ぶ2点タイムリーを放ちリードを3点とする。

 PL学園は8回から前日の3回戦で先発した背番号10の師井がマウンドに。最終回、大商学園のピンチヒッター山本哲にヒットを許すも後続をしっかりと抑えてゲームセット。春の県大会王者が強かな戦いぶりでベスト4に進出した。

_MG_8348.jpg

 先制するもその後はPL学園岩下からチャンスを作れなかった大商学園。先発の木元は我慢の投球を続けたが最後まで粘り切ることができなかった。

 3年ぶりの全国選手権を目指すPL学園は、30日の準決勝で興国と対戦する。



style=”display:block”
data-ad-client=”ca-pub-5395224099554726″
data-ad-slot=”9743199296″
data-ad-format=”auto”>

スポンサードリンク

4回戦(準々決勝)阪南大高 – 河南

名称未設定.jpg

 阪南大高は秋季大会は府ベスト4、春季大会は府3回戦敗退。対する河南は春季大会府3位で近畿大会に出場、2回戦で強豪天理(奈良)と対戦、延長13回タイブレークで破れはするものの夏の選手権に向けて貴重な経験を得た。

 試合は開始早々から両チーム 先発投手の独壇場となる。

 河南の上野と阪南大高の三宅はストレートを主体に次々と相手打者を打ち取っていく。圧巻は3回。上野が3者連続三振を奪うと、その裏の三宅も負けじと打者3人を三振で抑える。

_MG_8402.jpg

_MG_8418.jpg

 好投手を前になかなか得点の緒を見いだせない両校の打線。スコアボードには0が並ぶ。
 
 そんな中で先に先制のチャンスを迎えたのは阪南大高。7回表、ヒットと盗塁、内野ゴロで一死三塁とすると、5番真鍋がスクイズを敢行。しかし、ここは河南バッテリーが冷静に外し、阪南大高は先制のチャンスを逸する。

_MG_8552.jpg

 さらに続く8回表、阪南大高は先頭の辻が四球を選ぶと犠打とパスボールでまたも一死三塁のチャンスを作る。ここで代打泉谷が放った打ち損じのゴロを前進してきたショートが弾き、今度こそ阪南大高が先制したかに思われた。しかし、そのボールをピッチャーの上野が素早くカバーし、本塁に送球、際どいタイミングとなった本塁上のクロスプレーに対し主審はアウトを通告。河南は上野の超ファインプレーで絶体絶命のピンチを切り抜ける。

_MG_8583.jpg

 ピンチの後にチャンスはやってくる。その裏、河南は先頭の大橋がライト前に運び出塁すると、次打者の捕手前の犠打が野選、ワイルドピッチと重なり無死二、三塁とする。そして一死後、8番麻がサード方向に叩きつける打球を放ち一人が還ると、二走の西埜が一気にホームイン。河南が待望の先制点を上げる。

_MG_8617.jpg

 この日の河南上野にとって2点のリードは十分すぎるものだった。9回表、二死からこの日投げ合った阪南大高三宅にヒットを許すも、最後の打者を三振に仕留めゲームセット。ワンチャンスをものにした河南が30日の準決勝に進出した。

_MG_8658.jpg

 河南上野が被安打6、9奪三振、阪南大三宅が被安打4、10奪三振。大阪府大会の準々決勝で実現した両エースによる投げ合いは、正しく全国レベルの見応えのあるものだった。阪南大高三宅は自慢の直球と数種類の変化球を自在に操り、淡々と河南打線を手玉に取る姿が印象的だった。予四死球ゼロと抜群の安定感を見せていただけに、8回の一瞬の乱れが悔やまれた。

 河南は2年前の第59回全国選手権に大阪府代表として34年ぶりに出場、1回戦で中京(東海/岐阜)と対戦し、延長11回の末、2-1で惜しくも敗れ、全国選手権初勝利はお預けとなった。(試合の様子はこちら
 2年ぶりの全国選手権まであと2勝。準決勝で春季近畿大会準優勝の大商大高に挑む。

▽7/30 準決勝
PL学園 – 興国
河南 – 大商大高

第61回全国高校軟式野球選手権 地区予選日程・結果一覧

2016 第61回全国高校軟式野球選手権大会 地方予選まとめ



style=”display:inline-block;width:300px;height:250px”
data-ad-client=”ca-pub-5395224099554726″
data-ad-slot=”8900325290″>

スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました