レポート

【観戦レポ】龍谷大平安ー京都学園/東山ー立命館 第61回全国高校軟式野球選手権 京都府大会準決勝

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【観戦レポート】
第61回全国高校軟式野球選手権 京都府大会 準決勝(大会第2日目)
2016/07/24 太陽が丘球場(京都)

 夏本番を迎え、連日各地で選手権大会の予選が行われている。

第61回全国高校軟式野球選手権 地区予選日程・結果一覧

 京都では7月23日から3日間、太陽が丘球場で府大会が行われる。この大会の優勝校は、8月2日、3日の2日間、奈良県の佐藤薬品スタジアムで行われる近畿大会への出場権を得る。

 昨年は京都府大会を制した東山が近畿大会でも優勝し、6年ぶりの全国選手権出場を果たしている。
 京都府大会この四半世紀、龍谷大平安、東山、立命館いずれかが優勝しており、今年も3強による優勝争いが予想される。

準決勝 第1試合 龍谷大平安 – 京都学園

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 試合は序盤から龍谷大平安が得点を積み重ねていく。
 初回、一死二塁でワイルドピッチの間に二走が三塁に進み、キャッチャーの送球が暴投になり先制のホームを踏む。
 2回裏には無死一、二塁から犠打の処理を相手投手が一塁へ暴投し、ボールが外野に転がる内に、2人が一気に生還。内野ゴロで追加点を上げ、序盤から龍谷大平安が京都学園を突き放す。

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 龍谷大平安の先発は背番号1の古川。体を大きくひねるトルネード投法から切れのある速球を投げ込み、京都学園打線に付け入る隙を与えない。

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 初回に味方のエラーで走者を許すも併殺で難なく凌ぐと、以降は5回まで5奪三振のパーフェクトピッチングを披露する。

 龍谷大平安は5回裏にも繰り返される相手守備陣のミスと2本のヒットで一挙5得点を上げると、6回裏、二死満塁から1番大音の死球で押出し、ここで10点差となり、大会規定によりコールドゲームとなった。

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 この試合が初戦となった龍谷大平安だが固さは全く見せず、秋、春の府大会覇者にふさわしく堂々の試合運びを展開した。6回で試合を終え、明日の試合にも最小限の疲労で臨めそうだ。試合を通してミスらしいミスはなく、好守において卒のないプレーが印象的だった。明日の決勝戦、龍谷大平安は5年ぶりの優勝を狙う。

 前日の1回戦を突破し強豪の龍谷大平安に挑んだ京都学園だったが、度重なるミスが痛手となった。特に2回と5回の失点に繋がったバント処理のミスは、ほぼ同じ過ちだっただけに悔やまれる結果となった。 



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準決勝 第2試合 東山 – 立命館

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 春季大会1回戦で対戦した両者。その時は立命館が3-2で勝利している。昨夏の近畿代表校東山も新チーム発足以後は思うような結果を残せていない。東山にとって2年連続の全国選手権出場という偉業を達成するには、まず通過しなければならない相手と準決勝で対峙する。

 東山は初回、二死二塁で4番竹添が三遊間を破ると、二走の中尾が先制のホームを狙うがタッチアウト。先制の好機を逸する。

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 東山の先発は背番号1のサウスポー桑原。コントロールを武器に小気味よく立命館打線を打ち取っていく。

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 立命館は3回表、二死から連打で一、二塁のチャンスを作るも後続が続かず。5回表にも一死二塁で先制を伺うも、東山桑原が要所を締めて主導権を渡さない。

 するとその裏、東山は一死、一、二塁から9番横田が送りバントを決めチャンスを広げる。ここで、二塁に進塁した走者のオーバーランが大きく二三塁間に挟まれる間に、三塁走者が一気にホームに向かい、見事生還。東山が足で稼ぎ先制する。

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 なおも東山は6回裏、二死ながら一、三塁のチャンスを作ると、6番更田が三塁線を破るタイムリーツーベースを放ち点差を3点に広げる。

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 更に東山は8回、二死二、三塁から5番石垣がライトにタイムリーを放ち、立命館を突き放しにかかる。

 味方の援護を受けた東山桑原は更にテンポを上げる。淡々と打たせてとるピッチングに徹しアウトカウントを積み重ねていく。

 9回、勝ちを意識した桑原は無死から連続四球を与えるも、後続をしっかりと抑えてゲームセット。立命館打線を3安打2四球に抑えて完封勝利。春の雪辱を果たし、あすの決勝に進出した。

 立命館は先発の右腕上村がなかなかリズムに乗り切れない中で粘りに投球を見せたものの、春に倒した東山を再び超えることはできなかった。

 あすの決勝戦。5年ぶりの近畿大会出場を目指す龍谷大平安と、昨年の近畿大会覇者東山との対戦となった。秋の府大会決勝の対戦では、1-0で龍谷大平安が勝利している。
 実力では秋、春と府大会を制している龍谷大平安に分がある。しかし、近畿連覇に向けて超えなければいけない壁を今日ひとつ乗り越えた東山は、更に勢いを加速し龍谷大平安に臨むことができる。

 京都の高校軟式野球をリードする二校が、2016年夏の頂点を懸けてあす激突する。

試合アルバム(facebook)

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