日程・結果

軟式宣言2011! 兵庫/東中国

兵庫ブロック ホスト県としてのプライドをかけて17チームが熱戦

 兵庫大会は17校が全国出場をかけて争う。17チームからの1枠ということは、難易度の低い予選ではないかい、と思われるかもしれないが決してそんなことはない。近年の兵庫はまさに「戦国時代」。夏に限って言えば、過去5年、5校が代表として全国に出場していることから分かるように実力は拮抗し、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられているのがこの兵庫ブロックなのだ。
 今大会の本命は春季大会を制し、そのまま近畿の頂点にたった報徳だ。県決勝で神港学園を2-0で下すと、近畿大会では大阪、新宮、そして決勝では大阪の大本命PL学園に3-1で競り勝っている。昨年も同じく春の県大会を制しながらも、夏は初戦の2回戦で敗退。夏の難しさをその身をもって体験した選手たちは、今年こそ一番価値のある「夏の頂点」を狙う。
 春季県大会準優勝の神港学園は2005年に全国制覇を経験、兵庫では、最も最近全国の頂に立ったチームだ。2回戦で実力校・育英を破った神戸国際大付、昨夏、部員10人で明石に進出し一躍全国にその名を轟かせた洲本実業らの戦いからも目が離せない。
 事実、兵庫で戦う彼らにとって明石は自分たちの庭。幸か不幸か「明石を目指す」他府県高校とは違い、県大会予選から明石でプレーすることはできる。それだけに明石を目指す全国各地のチームからは時として羨望の眼差しを向けられ、それがプレッシャーとなることもあるだろう。自分たちの「聖地」に全国からのツワモノを迎え受けることができるのは1校のみ。5日、晴れてそのチームが決する。
 
□第56回全国高校軟式野球選手権 兵庫大会
▽1回戦
神戸弘陵 4-3 芦屋学園

▽2回戦
六甲 3-2 市尼崎
神戸学院大付 1-0 兵庫工
洲本実 9-6 但馬農
神戸国際大付 7-1 育英
報徳 4-1 神戸弘陵
神港学園 14-0 東播工

東中国 岡山vs山陰の頂上決戦 8チームが出場

 東中国ブロックの所属県は「岡山」「鳥取」「島根」の3県。今年の東中国大会は8チームによって争われる。岡山からは玉島、井原、新見。鳥取は鳥取西、米子西、境、島根からは浜田と大社佐田分校が出場する。
 近年はこのブロック、岡山代表が一つ頭を抜け出している。2007年、初出場でなんと全国の頂点に立ち、岡山県民を始め、多くの軟式ファンを驚かせた新見の活躍は記憶に新しいところだろう。19校が3ブロックに別れて戦った県予選では、春季県、総体を制した玉島、春季総体準優勝の井原、そして2007年以来の全国を狙う新見が勝ち上がった。今年もこの3校が東中国大会を引っ張っていく展開が予想される。
 鳥取からは春季県大会を制した米子西、同じく3位の境、そして鳥取西が顔を揃えた。鳥取代表の各校が共通で抱える懸念事項はやはり経験値不足だろうか。参加校数の問題もあり、米子西にいたっては、この夏の県予選を1試合しか消化していない。高校軟式では全国的な課題となっている参加校数の減少だが、ここ鳥取でも例に漏れず、10校が参加するのみにとどまっている。(全国では軟式の県予選が開催すらされていない地域もあるため、これでも鳥取はその県規模からみて、比較的恵まれている地域に入る。)試合での経験不足は否めないが、その分、日頃の鍛錬から得た技術をこの東中国にぶつけ、20年ぶりの県勢代表の座を掴みたい。
 島根を取り巻く環境はさらに厳しい。筆者が確認する限り県予選は浜田、大社佐田共に1試合のみ。しかし、この厳しい条件下において、とりわけ浜田は毎年、全国レベルのチームを仕上げて夏の大会に望んでくるから脱帽である。1999年には全国準優勝の経験もある浜田は、まさに試合巧者とでも言うべきか。昨夏は東中国で決勝まで勝ち進み、関西(岡山)との決戦では延長15回引き分け、翌日の再試合でも0-1とあと一歩のところまで代表校を追い詰めた。今年も古豪は虎視眈々と全国の舞台を狙っている。
 日程は7/31、8/1、8/2。島根県浜田市野球場にて。

■第56回全国高校軟式野球選手権 岡山大会
▽1回戦
倉敷工 9-0 勝山
岡山理大付 5-1 津山
新見 1-0 落合・久世・真庭

▽2回戦
確認中 

▽Aブロック代表決定戦
井原 3-1 矢掛

▽Bブロック代表決定戦
玉島 10-0 興譲館

▽Cブロック代表決定戦
新見 2-1 岡山学芸館

■第56回全国高校軟式野球選手権 鳥取大会
http://www.tottori-hbf.jp/taikai-t02n-23-03.htm
▽1回戦
八頭 8-1 米子工
鳥取西 8-1 米子東
鳥取工 2-1 智頭農林
境 18-0 日野

▽Aブロック代表決定戦
米子西 2-0 八頭

▽Bブロック代表決定戦
鳥取西 5-1 鳥取城北

▽Cブロック代表決定戦
境 8-2 鳥取工

■第56回全国高校軟式野球選手権 島根大会
▽代表決定戦
浜田 11-2 三刀屋掛合
大社佐田 5-1 隠岐水産

□第56回全国高校軟式野球選手権 東中国大会2011-07-31 16:25:39
【日にち】2011/7/31から3日間
【場所】島根県浜田市野球場
【対戦】[1]7/31 9:00 浜田 – 井原
    [2]  11:10  境 – 新見
    [3]  13:30  米子西 – 玉島
    [4]  15:30  鳥取西 – 大社佐田
    [5]8/1 10:00 [1]の勝者 – [2]の勝者
    [6]  12:30  [3]の勝者 – [4]の勝者
    [7]8/2 10:00 [5]の勝者 – [6]の勝者

【結果速報】
[1]浜田 2X -1 井原 
[2]境 5-2 新見

浜田高校軟式野球部保護者会様がブログで逐一、大会の速報をして下さっております。
http://blog.goo.ne.jp/hamada_006

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