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飾磨工vs神戸村野工|第67回全国高校軟式野球選手権兵庫大会 準決勝

レポート
2022/08/01
アメニスキッピースタジアム
第67回全国高校軟式野球選手権兵庫大会  準決勝

飾磨工が終盤の逆転劇で、昨年の雪辱を果たすとともに、2年連続の決勝戦に進んだ。

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飾磨工の先発は主将で背番号6の大西。3回表、二死1、3塁で村野工の西原に適時打を放たれ先制を許す(神戸村野工 1-0 飾磨工)。

しかし4回裏、二死1、2塁で酒澤がレフトへ同点の適時打を放ち、試合を振り出しに戻す(神戸村野工 1-1 飾磨工)。

6回表、大西は一死から相手の2、3、4番に3連打を浴びて、勝ち越し点を献上(神戸村野工 2-1 飾磨工)。その裏の攻撃では無死満塁と、村野工エースの田中斗亜を攻めたてるも、牽制死などで無得点。

窮地に立たされた飾磨工は8回裏、三木がヒットで出塁すると、大西がレフトへ適時三塁打を放ち同点に(神戸村野工 2-2 飾磨工)。

さらに4番中山もレフトへ二塁打を放ち、今度は飾磨工が一挙3連打で逆転に成功する。

最終回、大西は村野工を3人で抑えて試合終了。飾磨工が鮮やかな逆転勝利で、昨年敗れた村野工に雪辱。2年連続で決勝戦に進んだ。

※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。

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昨年も決勝戦まで進むも、村野工を前にあと1勝がつかめなかった。この春も県大会1回戦で顔を合わせたが、13回タイブレークの末にその壁を超えられなかった。

この試合、二度にわたって村野工に追いつき、そしてついにその牙城を崩すことに成功した。逆転のホームを踏んだのは、主将の大西。重要な試合のマウンドで、村野工に6安打を浴びるも、キレのある速球と制球力で、最小失点で切り抜けた。

決勝戦の相手は春の兵庫大会の覇者・報徳学園。今年こそ、26年ぶりの明石を手中に収めたい。

連覇を狙った神戸村野工は 、2度のリードを奪う展開も、最後に飾磨工の猛攻に屈した。昨年、全国のマウンドを経験した田中斗亜は、丁寧な投球と気迫で飾磨工打線に立ち向かった。

6回裏の無死満塁の場面では、相手三走を牽制で仕留めてピンチを脱するなど見せ場もつくったが、再び全国のマウンドに立つ夢は叶わなかった。

この夏を最後に硬式野球部に統合される神戸村野工。2022年8月1日、三田の地で、軟式野球部73年の歴史に幕を下ろした。

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