【八千代松陰vs高崎商】エースの福井が力投 八千代松陰が逆転で北関東王者高崎商を撃破 第60回秋季関東地区高校軟式野球大会 2回戦

レポート

 



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秋季関東大会で初優勝はならなかったものの、開催県1位校として堂々たる戦いを見せた八千代松陰。2回戦では夏の北関東の覇者・高崎商に2点を先行されながらも延長戦に持ち込み逆転勝利を収めた。

高崎商は初回、八千代松陰の先発、背番号13中川の立ち上がりを攻め、連打で二死2、3塁とすると、5番浦野がセンターに弾き返して幸先よく2点を先制。

八千代松陰も2回表に田村亮のタイムリーで1点を返すと、2回裏には早くも先発の中川からエースのサウスポー福井にスイッチ。八千代松陰にとってこの交代が功を奏す。福井は高崎商に5回までヒットを与えない見事な救援。高崎商の内山も失点以後はペースを取り戻し、両エースの投げ合いで2−1のまま後半へ。

しかし7回表に思わぬかたちで八千代松陰が同点に追いつく。内山は先頭に四球を与えると、二死後にまさかの三連続で四球で押出し。エースの乱調に高崎商は8回表からファーストを守っていた藤田が継投。8、9回を封じて流れを引き渡さず延長戦に。

それでも10回表、八千代松陰は四球と内野安打で一死2、3塁とすると、5番福井の場面で暴投で勝ち越し。続いて内野ゴロの後のランダウンプレーで三走が生還。さらにタイムリーでリードを3点に広げる。(八千代松陰 5-2 高崎商)


ただでは終わらないのが高崎商。二死2、3塁と福井を攻め、本盗で1点、さらに町田のタイムリーで5−4と1点差にまで迫る。しかし、最後は福井が粘り八千代松陰が勝利。準決勝進出を決めた。

※球数は目安



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八千代松陰は翌日の準決勝で茗溪学園に勝利、決勝では三浦学苑に惜敗して初優勝は逃したが準優勝という成績を残した。関東大会4試合をすべて1点差ゲームと勝負強さをみせた。この試合はエース福井がマウンドに上がると空気が変わった。仲間から絶対的信頼を得ていることが伝わってきた。まだまだ成長の余地があるエースは、21年ぶりの全国を見据え、その左腕に磨きをかける。

バッテリーをはじめ全国プレイヤーが残る高崎商が試合を優位に進めると予想していたが、八千代松陰の粘りに屈した。2年生でエースを任された内山がこのチームの中心になることは必然かもしれないが、内山頼みになることは高崎商にとってもあまり良いことではないだろう。そういった点で、この日の試合の大事な場面でマウンドに上がった藤田は実にいい経験をした。10回裏の攻撃は昨年秋の関東大会2回戦、延長13回を戦った横浜創学館戦を思い起こさせる粘りだった。今年の夏は同校36年ぶりの快挙で全国に出場することに大きな意味があったが、来年の夏、再び全国に返り咲き、そして勝つために、有意義なオフシーズンを過ごしてもらいたい。

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