【河南vs篠山鳳鳴】河南が初の4強入り 山岸が散発5安打で篠山鳳鳴をシャットアウト 第63回全国高校軟式野球選手権大会 2回戦

レポート
2018/08/26
ウインク球場
第63回全国高校軟式野球選手権大会 2回戦
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河南山岸の立ち上がりに初戦の固さはもうなかった。

24日の1回戦で河南に初めての全国1勝をもたらした2年生エース。その試合では初回に味方のミスで1点を失った。この日も立ち上がりの先頭にいきなりヒットを許し、二死2塁。内野安打で二走が一気に先制のホームを狙うがタッチアウト。同じ失敗は繰り返さない。今日は先制を許さなかった。

前日の1回戦、能代戦で延長13回を投げた篠山鳳鳴の市野はこの日も先発のマウンドへ。その疲れを見せない素晴らしい立ち上がり。1、2回を簡単に3人で打ち取り、この日も1点勝負になることを予感させる。

しかし、試合は思っていたよりも早く動いた。

開幕ゲームではベンチスタートだった河南の岡はこの日スタメンに抜擢されると、さっそくその期待に応える。3回表、チーム初安打をレフトに放ち口火を切ると、野選、ヒットで一死満塁に。ここで前田がスクイズを試みると、投手前に転がったボールを市野がホームに転送するが走者と交錯し三走が生還。ボールが点々と転がっていく間に2人目のランナーもホームに還る。河南がスクイズで相手を揺さぶり、大きな先制点を上げる。

更に4回、古賀、岡の連打で更に市野を攻め立てる。この場面は追加点とはならなかったが、河南が先制点で勢いづく。

この日は序盤に2点のリードをもらった山岸。3、4回は二死からヒットを放たれるがピンチを広げず。その後は篠山鳳鳴打線から凡打の山を築きアウトカウントを積み重ねる。

失点したあとの市野もさすがは鳳鳴を2年連続で全国に導いた男。5回表に花園にヒットを許して以降は河南打線を完全に封じる。両エースの淡々とした投球でスコアは膠着。そのまま終盤へと差し掛かる。

2点を追う8回裏の篠山鳳鳴の攻撃。二死から代打の宮本がチーム初の長打となるツーベースを放ち反撃といきたいところだったが後が続かず。そして9回裏の最後の攻撃。二死から4番大本に打席が回るが、山岸の122球目をサードゴロで打ち取られてゲームセット。河南が3回に相手を揺さぶって得た2点を最後まで守り抜き、初の4強進出。初戦にチームがつくった歴史を、2日で塗り替えた。

河南
002 000 000│2
000 000 000│0
篠山鳳鳴

河)山岸 – 仲村
篠)市野、小畠 – 丸山

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3回のスクイズ、そのワンプレーだけだった。篠山鳳鳴の市野は連投になったこの日も8回を投げて5安打5三振、結局、昨日から21イニング、打者71人に対して、一つの四死球も与えない、完璧な制球だった。9回表、役目を小畠に譲ってから、ベンチで人一倍大きな声で味方の逆転を願ったのは、紛れもなく市野だった。彼がこの2年半、篠山鳳鳴というチームに残したもの、そして叶えられなかった次の夢は、後輩たちへと確実に受け継がれていく。

河南山岸が全国を舞台に進化を続ける。2点あれば余裕、と言わんばかりの落ち着いたピッチング。終わってみれば初回が最も大きなピンチで、以後それらしいものはなかった。与えた四球は僅かに1。市野に負けず劣らずの制球で打たせて取る投球に徹した。失策ゼロの守備陣も山岸に安心感を与えた。

作新、河南、能代、篠山鳳鳴。申し訳ないが同居する他の強豪に目を奪われ、河南がこの山を勝ち抜くこと予想するのはかなり困難だった。28日の準決勝では北信越代表の上田西と対戦、互いに初の決勝進出を懸けて争うことになった。激戦ブロックを突破した河南の戦いはまだ終わらない。全国初勝利から初の決勝進出も現実味を帯びてきた。

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