【観戦レポ】茗溪学園(北関東)- 篠山鳳鳴(兵庫) 第62回全国高校軟式野球選手権大会準決勝

日程・結果

初のベスト4入りを決めた学校同士による対戦となった準決勝第2試合。

茗溪学園は絶対的なエース森岡が2試合を投げ、昨夏優勝の天理、同準優勝の早大学院を立て続けに封じた。予選から6試合で無失策の固い守備から、攻撃へと繋げる。2試合で7安打ながら、18の四死球で得点を積み重ねた。

地元の声援を受け、快進撃を続ける篠山鳳鳴は、直球とコントロールに自信を持つ山崎と、予選から中心となってマウンドを守った2年生の市野の好投で、ここまで勝ち上がってきた。投手の踏ん張りに打線が奮起したい。

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篠山鳳鳴は1回戦で13回164球を投げ抜いた市野が先発のマウンドへ。

初回を三者凡退に打ち取られた茗溪学園だったが、2回表、一気呵成に仕掛ける。先頭の4番森岡がレフト前ヒットで出塁。内野ゴロで送り一死2塁で、6番水野が放った打球はライト戦を破るスリーベースとなり茗溪学園が先制。さらに続く横田もレフトへ弾き返し、2点目。なおも二死後に2つの四球を選び、斎藤のセンター前ヒットでこの回、一挙3得点を上げる。

3回表、二死1、2塁のところで、篠山鳳鳴は市野に代えて2回戦で好投したセンターを守る山崎をマウンドへ上げる。

序盤にリードをもらった茗溪学園の森岡はコントロールが冴える。外の直球が思うように決まり、打たせてとる投球に徹する。2回裏に篠山鳳鳴の5番小畠諒真、6番洲脇に連打を浴びるが、後続はしっかりと抑える。3回裏には大木が放った速い難しいバウンドのゴロを茗溪学園サードの斎藤が身体を投げ出してうまく捌き、5-4-3のダブルプレーが成立。茗溪学園の鉄壁の守備は簡単には破られない。

篠山鳳鳴のマウンドを託された山崎は、毎回走者を許すリズムに乗れない投球が続くが、茗溪学園に追加点を許さない。しかし3-0のまま迎えた7回表、茗溪学園は先頭の安形が四球で出塁すると、この日チーム7個目の盗塁を決める。ここで捕手からの送球が頭に当たり交代して入った臨時代走も思い切って三塁を狙うと、送球が外野に逸れてホームイン。茗溪学園が足で揺さぶり、大きな追加点を上げる。

5回に初めて三塁に走者を背負った茗溪学園の森岡だったが、その後は全く危なげない投球を続ける。2回戦同様、鉄壁のバックを信頼して打たせてとる投球を続ける。6回裏にヒットを放たれて以後は、一人の走者も許さず。この日も無失策で守り切った茗溪学園が4-0で篠山鳳鳴を下し、学校史上、そして茨城県勢としても初となる決勝進出を決めた。

茗溪学園の良さが全て出た、会心の試合だった。ここまで2試合で7安打だった打線は、この試合だけで7安打を放った。2回には4安打を固めて3得点。この日の森岡には十分な得点だった。簡単に打ち急がず、四球も8個選んだ。塁に出れば積極的に二盗、三盗を試み、4点目の相手のミスを誘発した。この日、茗溪学園は実に9つの盗塁を決めた。

ここまで予選から好投し、チームを全国に導いた立役者の篠山鳳鳴・市野だったが、上位から下位までしっかりと振ってくる茗溪学園の打線に、序盤につかまってしまった。継投した山崎がなんとか試合をつくったが、打線は森岡を前に散発の4安打。連日多くの観衆に期待され、声援を受け、そして歴史をつくった篠山鳳鳴ナインの、23年ぶりの全国の舞台は準決勝で幕を降ろした。

茗溪学園
030 000 100│4
000 000 000│0
篠山鳳鳴

茗)森岡 – 中村
篠)市野、山崎、藤本 – 洲脇

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