きたかみしんきんボールパーク
第71回全国高校軟式野球選手権東東北大会 決勝
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 仙台育英 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 1 |
| 専大北上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 |
| 投手 | 左右 | # | 勝敗 | 回数 | 球数 | S数 | S% | 打者 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 四球 | 死球 | 三振 | 失点 | 自責点 | 暴投 | ボーク | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 青沼 | 左 | 1 | W | 9.0 | 158 | 97 | 61 | 41 | 33 | 7 | 0 | 6 | 0 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| チーム | 9.0 | 158 | 97 | 61 | 41 | 33 | 7 | 0 | 6 | 0 | 4 | 1 | [1] | 0 | 0 |
| 投手 | 左右 | # | 勝敗 | 回数 | 球数 | S数 | S% | 打者 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 四球 | 死球 | 三振 | 失点 | 自責点 | 暴投 | ボーク | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 吉田 | 右 | 3 | 0.1 | 7 | 5 | 71 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | |
| 2 | 宮森 | 右 | 1 | L | 8.2 | 94 | 68 | 72 | 34 | 29 | 5 | 0 | 4 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| チーム | 9.0 | 101 | 73 | 72 | 36 | 31 | 6 | 0 | 4 | 0 | 6 | 2 | [1] | 0 | 0 |
※球数、S数、S%は目安。公式記録ではありません。
試合終盤に勝ち越した仙台育英が昨夏の雪辱を果たした。
仙台育英は左腕エースの青沼、専大北上は背番号3の吉田が先発。
仙台育英は初回、1死から青沼が左安打で出塁すると、専大北上は打者3人目で早くもエースの宮森に継投。仙台育英は2死二塁から後藤が右中間に適時打を放ち先制する(仙台育英 1-0 専大北上)。
青沼は毎イニング走者を背負うが貴重な先制点を死守する。4回裏には2本のヒットと四球で1死満塁のピンチを迎えたが捕邪飛、遊ゴロで切り抜ける。
しかし6回裏、専大北上の斎藤、菅原に連打を浴びて1死二、三塁とされ、続く梨子下にもレフトに運ばれて同点に追いつかれる(仙台育英 1-1 専大北上)。
初回以降は相手エースを前に二塁にまで到達できなかった仙台育英は8回表、1死一、二塁で青沼が二ゴロを放つと併殺を狙った相手二塁手の送球がレフトに逸れ、その間に二走の亀田が一気に生還。勝ち越しに成功する(仙台育英 2-1 専大北上)。
1点リードの9回裏、青沼は1死から四球で走者を許すが、4番宮森を三振に、5番吉田を捕飛に打ち取り、試合終了。仙台育英が昨年のこの舞台で敗れた相手に雪辱を果たし、5年ぶり10回目の全国選手権出場を決めた。

昨夏、下級生が中心となり学校史上初の全国ベスト4入りを果たした専大北上。秋の東北大会3位、そして春の東北大会優勝と、この1年間、再び全国の舞台に向けて歩を進めてきた強豪の夏は、東東北で終わった。
エースの宮森が初回、打者3人目で登板し、2回から6回まで許した走者は四球の2つのみ。「納得」とは言い難い表情を見せながらも相手打線を淡々と封じ、味方の援護を待った。
9回1死から連打を浴び1死塁一、二塁となったとき、マウンド上で両膝に手をつき、目にはうっすら涙を浮かべた。この1年間背負い続けた重圧か、昨年と今年のチーム・自分を比べて溢れた感情か。昨年も全国をともに戦った三塁手の法領田らに叱咤され、前を向いた宮森。最後の打者2人を三振で封じ、高校生最後の投球を終えた。
仙台育英の青沼が粘った。序盤から四球などで2回以外、毎イニング、走者を背負ったが、低めに沈む変化球などでうまく相手攻撃陣をかわした。6回に三連打で同点に追いつかれた場面でも、続く1死一、三塁のピンチをゼロで切り抜けるなど、大きく崩れることなく、終盤の逆転劇を引き寄せた。
昨年夏はこの東東北大会決勝まで勝ち上がるも、一歩及ばなかった。秋、春はいずれも県大会1回戦で東北高校に敗れて、公式戦の勝利がないままこの夏を迎えたチームだったが、県大会2回戦で春の宮城王者・仙台青陵に勝利すると、代表決定戦では秋・春に苦汁をなめさせられた東北をタイブレークの末に下し、東東北大会も頂点まで駆け上がった。失うものがない「無敵のチーム」が大きな仕事をやり切った。
5年前に出場した全国選手権は無観客開催だった。1回戦でのちに準優勝した中京と接戦を演じるも、その勇姿を見られたのは、限られた学校関係者だけだった。かつては第46回大会(2001年)で全国準Vも果たした仙台育英が正真正銘、全国のファンの前に帰って来る。
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