レポート近畿

【神港学園vs都島工】神港学園、13回タイブレークで都島工を撃破 2年連続の4強入り 2019年度春季近畿地区高校軟式野大会 1回戦

レポート
2019/06/01
ウインク球場
2019年度春季近畿地区高校軟式野球大会 1回戦

春の兵庫大会を6年ぶりに制した神港学園。対する都島工は秋に続いて近畿大会に出場。大阪大会は3回戦で浪速に延長13回タイブレークで、準決勝では興國に勝利するなど、実力校との接戦を制し近畿大会に駒を進めた。

スポンサーリンク

都島工の先発松井が立ち上がりを三者連続三振でスタートすると、神港学園の長谷も少ない球数でアウトを積み重ねる。

神港学園打線は2回に柳瀬が初ヒットを放つと、3回には堀井がライトオーバーのツーベース、4回にも上月がライトへスリーベースを放つが先制ならず。

一方の神港学園長谷は4回に初ヒットを許すが、淡々とした投球を続け、味方の援護を待つ。7回には二死1、3塁と初めてピンチを迎えるが塩谷を打ち取って難を逃れる。更に8回裏、都島工は先頭の藤本がレフトオーバーのツーベースを放ち、一死3塁とするが、ここも神港長谷が踏ん張り無失点に。試合は両チームともあと一本が出ない展開で延長戦へ。

神港学園は10回表に二死ながら満塁とするがここも無得点。都島工は延長に入ってからも球威が落ちない長谷を前に突破口を見出だせない。0-0のまま13回からタイブレークへ。無死1、2塁からスタート。

13回表、神港学園は上治の犠牲バントが送球エラーを誘い無死満塁。上月がセカンドに転がして、まず1点。さらに吉田のスクイズも成功して2点を先制。【神港学園 2-0 都島工】

 

13回裏、2点を取らなければいけない都島工は犠牲バントで一死2、3塁。代打下垣のとき、長谷の暴投を捕手が止めきれず三走が生還【神港学園 2-1 都島工】。さらに同点のランナーは3塁に。しかしここは長谷が意地を見せ、三振と内野ゴロで打ち取りゲームセット。神港学園がタイブレークにもつれ込んだ近畿大会初戦に勝利し、2年連続のベスト4入り。そして今年も準決勝で天理と対戦することが決まった。

※球数は目安

前回観戦した県大会準決勝同様、この日の長谷もリズムよく試合をつくった。終盤でもその球威は衰えず、最後まで都島工の攻撃陣に的を絞らせず。相手投手との球数の差が勝敗に表れた。神港学園の打者は松井の甘く入った球は見逃さず、前半戦から安打を積み重ね、じわじわとダメージを与えた。松井もよく投げた。甘く入った球を痛打される場面が何度かあったが要所を締め、兵庫県王者をタイブレークまで追い詰めた。

 

タイトルとURLをコピーしました